松下電器 ノートパソコン Let’s−Note Pro CF−R1NVAXP
ハードディスクの交換。 

純正のハードディスクドライブは特殊です。
駆動系5V、ロジック系3.3Vの為、市販品をそのままでは使えません。
ただ交換しただけではHDDを認識しなくなります。
44,42Pinをカットすることで市販のドライブの換装が出来ます。

腕に覚えのある方以外は、お試しにならないように
失敗すれば、ハードディスクが1台「ボツ」になります。

純正のハードディスクが回転異常からか、
アクセスが不安定になってきたのでドライブの
交換を実施します。


まずはバッテリー外し。
当然ですね (^o^)

でもって、たくさんのビスを外します。
メモリスロット部にもカバー下に2本有ります。


キーボードを上方向にズラシ引き上げます。

フレキを折り曲げてトラックパッド部に
押し込んでありますから、引き出してから
コネクタ爪を解除しフレキを抜きます。


CPU放熱板のところにある2Pinコネクタを
抜いておきます。
放熱板取付ビス2本を外して
放熱板を取り外します。

続いて、筐体のビスも引き抜きます。

キーボードコネクタ左にトラックパッドの
コネクタが有ります。

筐体を少し上げたら、このコネクタを
まず、外してから筐体を取り除きます。


筐体が外れた状態です。

中央部のコネクタを外して、ハードディスクの
フレキを引き抜きます。

ハードディスクを覆っている黒い物体は
ビス等で止められてはいません。
引き上げるとアッサリ取れます。


ハードディスクからIDEコネクタを引き抜きます。

よく見ると44番の穴が塞がれています。


左が純正のHDDで、MK4020GLS です。
三辺にスポンジシートの緩衝材が貼られています。

右が今回交換するHDDで、MK4025GAS です。

同じ東芝の40GBなのでそっくりです。


裏も、そっくりです。

が、ドライブ基板は当然別物です。


純正ハードディスクのラベルを観ると、
電源の部分に 5Vに続いて

& +3.3V 0.5A

と、なっています。

コレが曲者ですね。


旧HDDのなかにリカバリーの領域があります
注意して、新HDDにコピーします。

コピーが終了したら、「えいっ」って気合いで
44番ピン(IDEコネクタの穴が無い箇所)と
41番ピンを折り取ります。


2カ所を折り取った所。

緩衝スポンジを新HDDに移植して、戻します。

後は逆手順で組み立てます。

分解ついでの参考写真

ワイヤレスLANの基板が装着されています。

シールドの左端に少し見えるのが、
アンテナ線で液晶に向かっています。


CPUです。

Intel PIII−866/512


液晶の右足部にバックアップ電池(黄色)が、
隠れていました。

USB基板は押し込みに対するために、
ビスが貫通する場所にしてます。
考えてますね、一応。


液晶左足部です、灰色の線が
無線LANのアンテナ線です。

筐体左側面の液晶側です。

左からSD、CRT、USBです。
USBコネクタはビスがシールドを2本
貫通しています。


筐体左側の手前です。

LAN、モデムと並ぶ奥に無線LANモジュール


トラックパッド下の基板部です。

両サイドの金属スイッチが左右ボタン。

下の4つのLEDがインジケータ用です。


上の写真に対応した筐体の写真です。